sakaharaのブログ

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留学を検討している人や海外で活躍したいエンジニアに『海外の有名大学に、リモートで留学する』を是非読んでほしい

はじめに

有名大学が提供するエデックス(edX)やコーセラ(Coursera)などの授業をネットで気軽に受けれる仕組みもあり、海外の授業を動画で見たりと、個人の学習に活かされている方も最近は多いかと思います。 ですがもう一歩踏み込んで海外留学してみようと考えている人はかなり少数派ではないでしょうか。

留学はしてみたいけど、二の足を踏んでいる方にとってこの『海外の有名大学に、リモートで留学する』は一読の価値があります。

海外留学はとにかくお金がかかる?

例えばアメリカの私立大学では年間平均35,830ドルの学費がかかるとされており、アメリカの大学卒業生は奨学金によって平均で132,860ドル(約1,400万円)の負債を抱えているようです。 その上今後も学費は下がるどころか上がっていくと言われています。 もしこれをリモートだけで修了できるなら海外への引越しも必要なく、学費以外の費用は発生することはありません。

リモート留学ならリスクを最小限に

会社員の場合、会社を辞めて海外に引っ越し大学に通うとしたら、卒業できずに退学することになれば、それまでの学費・時間を含めて失うものが大きすぎます。 学生ビザで働ける時間は限られますし、事前に学費を貯めておく必要もあります。 その上、日本との往復するための航空券代などもバカになりません。

とにかく社会人にはリスクが大きすぎるので、働きながら学費を稼ぎ家で勉強しながら進められるリモート留学はかなり魅力的です。

気をつけるべきポイント

いいことづくめのように見えますが、もちろん気をつけるべきポイントもあるので、いくつか記載しておきます。

1. IELTS、またはTOEFLのスコアが必要

入学要件にTOEICを認めるている大学は例外を除いて殆ど無いので、IELTSかTOEFL対策をするしかないです。 大学院ではあればGREなどの外部試験の結果も求められます。 TOEICの存在意義ってなに?って思ったりするのは私だけでしょうか?

2. 大学の場合、入学審査では「高校の成績」が最も重要になる

すでに卒業してしまっている人は、まずは自分の成績で入れる大学を探してみるのがよさそうです。 まだ高校生で留学を視野に入れている人は、とにかくいい成績を取れるようにがんばりましょう!

もし成績があまり良くなかった人も、エッセイや推薦状が優れていれば評価を上げることはできるようなので、諦めずにトライしてみるのがよいかもしれません。

3. 100%通信過程コースかどうか

100%通信課程出ない場合、当然ですが現地で通学して単位を取得する必要があります。 リモートだけで卒業を望む人は特に気をつけて各大学のコースを選ばないといけないかと思います。 ですが現地で通学するつもりであれば100%通信課程でなくても、ある程度の単位をリモート留学で取得してしまって、残りの単位だけ現地取得することでリスクを減らせるメリットがあります。

個人的な見解

もし留学先の国の文化に直接触れたい、知りたいという方や、名門大学で人脈を気づきたいという人であればリモート留学よりは直接、現地に行くべきだと思いす。 それよりも純粋に勉強をしたいとか、今後のキャリアのために学位がほしいという方にこそ、このリモート留学は向いてると思います。

例えばエンジニアの方であればシリコンバレーなどアメリカのテック企業で働いてみた方もいると思います。 ですが、すでに業務経験がある方でもコンピュータ・サイエンスの学位を持っていない人が就職するのはかなり狭き門のようです。 アメリカ国内に限らず、中国やインドなど英語を普通に話せる優秀な人材が高待遇を求めて殺到しているでしょうから、当然といえば当然のことかもしません。

理系でもコンピュータ・サイエンスを選考していなかった方や、文系出身の方などはコンピュータ・サイエンスの学位を取得するために、リモート留学をするのはまさにうってつけだと思います。

最後に

今後も日本の経済が停滞し続ける限り、海外のエンジニアのように高待遇で働ける人は本当に優秀なごく一部の人だけになってしまいそうです。 ですがこのコロナ禍においてリモートワークもどんどん一般化しておりフルリモートで働ける海外企業も増えているようです。

リモート留学でコンピュータ・サイエンスを学び、海外企業にリモートワークで働くというのは夢のある話だなと本書を読みながら、考えていました。 海外のテック企業で働く人が増えることで、日本には優秀なエンジニアがたくさんいるぞ!というのをもっとアピールできるといいですよね。