sakaharaのブログ

アプリ開発に関する話や日々の出来事など

留学を検討している人や海外で活躍したいエンジニアに『海外の有名大学に、リモートで留学する』を是非読んでほしい

はじめに

有名大学が提供するエデックス(edX)やコーセラ(Coursera)などの授業をネットで気軽に受けれる仕組みもあり、海外の授業を動画で見たりと、個人の学習に活かされている方も最近は多いかと思います。 ですがもう一歩踏み込んで海外留学してみようと考えている人はかなり少数派ではないでしょうか。

留学はしてみたいけど、二の足を踏んでいる方にとってこの『海外の有名大学に、リモートで留学する』は一読の価値があります。

海外留学はとにかくお金がかかる?

例えばアメリカの私立大学では年間平均35,830ドルの学費がかかるとされており、アメリカの大学卒業生は奨学金によって平均で132,860ドル(約1,400万円)の負債を抱えているようです。 その上今後も学費は下がるどころか上がっていくと言われています。 もしこれをリモートだけで修了できるなら海外への引越しも必要なく、学費以外の費用は発生することはありません。

リモート留学ならリスクを最小限に

会社員の場合、会社を辞めて海外に引っ越し大学に通うとしたら、卒業できずに退学することになれば、それまでの学費・時間を含めて失うものが大きすぎます。 学生ビザで働ける時間は限られますし、事前に学費を貯めておく必要もあります。 その上、日本との往復するための航空券代などもバカになりません。

とにかく社会人にはリスクが大きすぎるので、働きながら学費を稼ぎ家で勉強しながら進められるリモート留学はかなり魅力的です。

気をつけるべきポイント

いいことづくめのように見えますが、もちろん気をつけるべきポイントもあるので、いくつか記載しておきます。

1. IELTS、またはTOEFLのスコアが必要

入学要件にTOEICを認めるている大学は例外を除いて殆ど無いので、IELTSかTOEFL対策をするしかないです。 大学院ではあればGREなどの外部試験の結果も求められます。 TOEICの存在意義ってなに?って思ったりするのは私だけでしょうか?

2. 大学の場合、入学審査では「高校の成績」が最も重要になる

すでに卒業してしまっている人は、まずは自分の成績で入れる大学を探してみるのがよさそうです。 まだ高校生で留学を視野に入れている人は、とにかくいい成績を取れるようにがんばりましょう!

もし成績があまり良くなかった人も、エッセイや推薦状が優れていれば評価を上げることはできるようなので、諦めずにトライしてみるのがよいかもしれません。

3. 100%通信過程コースかどうか

100%通信課程出ない場合、当然ですが現地で通学して単位を取得する必要があります。 リモートだけで卒業を望む人は特に気をつけて各大学のコースを選ばないといけないかと思います。 ですが現地で通学するつもりであれば100%通信課程でなくても、ある程度の単位をリモート留学で取得してしまって、残りの単位だけ現地取得することでリスクを減らせるメリットがあります。

個人的な見解

もし留学先の国の文化に直接触れたい、知りたいという方や、名門大学で人脈を気づきたいという人であればリモート留学よりは直接、現地に行くべきだと思いす。 それよりも純粋に勉強をしたいとか、今後のキャリアのために学位がほしいという方にこそ、このリモート留学は向いてると思います。

例えばエンジニアの方であればシリコンバレーなどアメリカのテック企業で働いてみた方もいると思います。 ですが、すでに業務経験がある方でもコンピュータ・サイエンスの学位を持っていない人が就職するのはかなり狭き門のようです。 アメリカ国内に限らず、中国やインドなど英語を普通に話せる優秀な人材が高待遇を求めて殺到しているでしょうから、当然といえば当然のことかもしません。

理系でもコンピュータ・サイエンスを選考していなかった方や、文系出身の方などはコンピュータ・サイエンスの学位を取得するために、リモート留学をするのはまさにうってつけだと思います。

最後に

今後も日本の経済が停滞し続ける限り、海外のエンジニアのように高待遇で働ける人は本当に優秀なごく一部の人だけになってしまいそうです。 ですがこのコロナ禍においてリモートワークもどんどん一般化しておりフルリモートで働ける海外企業も増えているようです。

リモート留学でコンピュータ・サイエンスを学び、海外企業にリモートワークで働くというのは夢のある話だなと本書を読みながら、考えていました。 海外のテック企業で働く人が増えることで、日本には優秀なエンジニアがたくさんいるぞ!というのをもっとアピールできるといいですよね。

地方に移住するなら絶対最初に確認すべきたった一つのこと

前置き

久しくブログを更新してなかったのですが、その間に松江市から奥出雲町というところへ引っ越しました。 人口20万人の山陰最大の中心都市から、1万人程度の町への移住です。 山間部の四方を山に囲まれた地域ですが、今のところ自然とともに平穏に暮らせています。

先に結論から

そんな自分でも移住するなら絶対に押さえておきたいことが一つあります。 安定したインターネット環境です。

インターネットができない環境だと正直1日で私は死んでしまいそうです。 そもそもこのコロナ禍の中、まともに仕事ができません。 ミーティングをしていて、何を相手が喋っているかわからない、いくらこちらから話しても聞こえません、と言われることほどストレスが溜まることはありません。 その上YouTubeNetflixすらまともに見れないことになります。

生活面でもインターネットさえあれば、大抵のものはAmazonさんがポチった1日後に商品を届けてくれるので、そんなに買い物できなくて困るとかもないです。(離島だともう少し状況が違うかもしれませんが) ということで特に地方の山間部に住むことを考えている人は、景観のよさとか住宅周りの環境がよいとか、職場の近くだからとかそれだけで絶対に住む場所を決めてはいけません。

そんなの当たり前だろツッコミをくらいそうですが、私自身移住後に安定したインターネット環境を使えるようになるまでに、思った以上に苦労しました。 ということで同じような境遇の人をこれ以上増やさないためにこれを書いています。

インターネット回線の種類

ちなみに都市部だと当たり前すぎて気にもしないかもしれないですが、NTTが提供するフレッツ光のエリアカバー率はご存知でしょうか? 光回線のカバー率はNTT西日本93%、NTT東日本95%とサポートしていない地域はまだそれなりに残っています。

参照元:NTT西日本: https://fletshikari-ntt.jp/west/

西日本であればこちらから各都道府県の市町村毎の対応エリアを確認できるので、対応していない地域はすぐに分かります。 (対応エリアが全ての世帯をカバーしているわけではないので、正確な住所での確認は必要です)

https://flets-w.com/service/next/#area

ADSLのみサポートしている地域ならもう少し多いかもしれませんが、光回線が使える地域ではADSLは順次終了していく上、アップロード速度が遅く不安定なADSLでは心許ないと思います。

ホームルーターなら工事もいらないし、電波だからエリアも広そうでいいじゃないかと思われる方もいると思いますが、これも山間部など場所によってエリア対象外の地域は結構あります。

そうなってくると速度制限やデータ容量を気にしながら使う必要があるポケットWi-Fi(エリアカバー率の高いもの)か携帯のデータ通信くらいしかなさそうですが、長時間のミーティングや安定した状態で通話継続できるのかなど不安要素が盛り沢山です。 仕事するのにインターネットは必要ないよ、という人以外は絶対住む場所を決める前にその地域で使えるインターネット環境を確認しましょう!

最後の選択肢

もう方法が無いじゃんと思われるかもしれませんが実はまだあります。 各市町村が管理・運営しているケーブルテレビ・光回線です。 インターネット+地域名、ケーブルテレビ+地域名などで検索すれば見つけやすいと思います。

私の住む地域の回線を例にすると、例えば50Mbpsで5,552円という中々のお値段で、回線速度もNTTの光回線と比較すると正直物足りないですが、このサービスのおかげで何とか死なずにすんでいます。 (フレッツ光クロスという10Gbpsという回線も東京の一部地域では提供されているようですけど) 価格はそれなりに高いし速度も上限はかなり低いですが、その分いいところもあって(使ってる人が少ないだけかもしれないけど)安定して上りも下りもほぼマックスのスピードを叩き出します。 松江にいたころに最大1Gpbsとかいいながら午後8-12時あたりまでのピーク時間帯は8〜10Mbps程度しかでなかった回線よりはよほどよいです。(回線もですが契約していたプロバイダのせいだったかもしれません)

残りの問題

これで解決かというとそうでも無い場合もあります。 私の場合は回線を使い始めてから、しばらくすると断続的にインターネットが使えなくなる現象が発生したりしました。 サポートに問い合わせてONUを交換してもらったり、ホームネットワークの構成を見直すことで、何とか改善できたのでよかったのですが、自力で解決できない場合にどうするのか?という問題は残ります。 あまり無いかもしれませんが、回線が混雑してまともに使え無いケースでは、他の選択肢がない地域では打てる手が無さそうです。

まとめ

そもそも地方は都市部でもなければ、コワーキングスペースや、Wi-Fiが使えて長時間居座っても大丈夫なカフェなんてほとんど無いんですよね。 というわけで地方の特に山間部へ移住するなら自宅でインターネットができる環境を用意できるかどうか、まずはここから確認しましょう。

家族で授乳タイマーを共有できるアプリMilk Timeをアップデートしました

この度Milk Timeで複数端末でのデータ共有機能を提供するアップデートをリリースしました。

play.google.com

家族間でのデータ共有をできるようにすることが主な目的ですが、今回のアップデートではデータだけでなくアラームも共有できることに重きをおいています。

もともとこのアプリは忘れがちな授乳時間を忘れることなく、アラームでアプリが時間を教えてくれることに特化した授乳タイマーアプリです。 育児記録をつけるための機能もありますが、開発当初は1回の授乳時間の目安の把握、次の授乳をするまでの間隔を確認して、授乳を忘れることなく、最適な時間で行えるようにするための機能に特化していました。 それだけでも機能としては十分と言えば十分だったのですが、育児というのはお母さん一人で行うものではありません。

ですが、これまでMilk Timeには共有機能が無かったため、基本的にはすべての管理を一人でする必要がありました。 開発に時間はかかってしまいましたが、今回のアラームも含めたデータ共有機能のおかげで、家族がより育児のサポートができる状況が整いました。 例えばお母さんが次の授乳を行う時間を忘れていても、データを含めたタイマーの共有までできるので、家族で事前に状況を把握できます。

その他に授乳時間の割合、授乳間隔、オムツを変えるサイクルが分かるってくると、どのように育児をしていけばよいか可視化され分かりやすくなります。 今回のアップデートが世の中のお父さんがもっと育児に参加するきっかけになれば幸いです。

また今回のデータ共有に機能の追加に伴い、サーバーでデータ管理を行うことになりました。 厳密にはCloud FirestoreというFirebaseが提供するNoSQL データベースを使用しています。 元々iOSはローカルではCore Data、AndroidはRealmでデータを保存していたのですが、 それぞれのDBはそのままにそのDBに対して、Cloud Firestoreのデータを同期するという少し面倒な方式を採用しました。 メリットとしは、これまで通りデータ共有機能を使用しない人にはそのままの使い勝手でアプリが使え、データ共有機能を使いたい人にはCloud Firestoreのリアルタイムでデータを共有できる機能の恩恵をそのまま受けることができるということです。

この辺りの詳細についてはまた別の機会に触れるとして、データ共有機能により、端末内で留まっていたデータを直接参照できるようになり、できることの幅が広がっています。 これが一番のメリットと言えるかもしれません。 今後はもっと面白くて便利な機能を提供できると思います。 既にその準備は始めているので、来年のなるべく早いタイミングでリリースする予定です。

最近は類似アプリがかなり登場してきていますが、同じようなコンセプトでは無く、より独自でかつもっと実際の育児に役立つ機能に特化して開発していく所存です。

もし少しでも興味を持っていただいたのであれば、是非ダウンロードしてみてください。 無料なので気軽にお試しいただけます。

ということで今後ともMilk Timeをよろしくお願いします。

何事にも集中できないと困っている人は「集中力はいらない」を読んで安心してほしい

この本のタイトル通りに受けるのは少し誤解を招きますが、集中することは良いことなのに、集中できないで悩んでいる人は、ぜひ一度読んでもらいたい本です。 主に著者は集中することをやめることで、機械にはできない人間本来の能力を発揮することもできるということを伝えています。

集中することはミスを防ぎ、正確な計算や作業をしたり、色々なことを記憶していくなどの作業には向いてます。 ですが何か新しい発想をするとかアイディアを考えるというフェーズでは、集中はむしろ逆効果になってしまうということ。 何も決まっていないことから発想するというのは、集中すれば答えを出せるという類のものではないからです。

本書では著者の考え方や方法論などを説明しながら、集中しないことのメリットを教えてくれているので、その中から心に残ったものを紹介します。

情報は鵜呑みにしない

ネットで頻繁に広告が出てくるからといって、今流行っているものだと思わないこと。 「この宣伝が近頃多い」というのが正しい認識であり、むしろ売れていないから宣伝していると考える。

集中とは機械のように働くこと

今後AIが人間に代わって作業をすることが増える。仕事なんてなくなれば良いのではないか。 機械に任せられるなら、任せてしまうことで人間はもっと自由になれる。

多くの人は反応しているだけ

普通の人が考えたと言っている行為のほとんどは、ただ世間の常識だとか、知識としてあったものに照らし合わせただけか、選択しただけで、実は塾考していない。 実は単に反応しているだけ、周りに合わせているだけ、自分の頭では考えない。

成功する人は一つのことに集中しない

成功した人間がなぜ成功したのかといえば、それはその時代にあって、誰よりも早く新しいものを生み出したからだ。 まるで一つのことに集中して、一心不乱にやり遂げたように語られることが多いが、実はそうではない。 あらゆるものを検討し、既存のものに集中せず、柔軟に対処した結果である。 そこにあるのは集中ではなく、分散だったはずだ。

分散が客観的視点を作る

自分がやっていること、自分がしたいこと、そういった主観的な立場や欲望に集中することは、つまり周囲の状況が見えていない状況であり、これではコミュニケーションも浅いものになるし、信頼できる人間だと認められることはない。 その意味でも、視点を集中せず、いつも多視点で観察することが重要である。 そんな姿勢が、かえって疲れない自然な思考と行動へと導くだろう。

集中は人間を排除する

現在の大衆の多くは、ただ「処理」をし「反応」する機械になっていないだろうか。ネット上での付き合いも、そのうち自動化されるかもしれない。つまり、こんな場合は「いいね」を返すという処理は、アプリに覚えこませることが可能だからだ。

(エンジニア視点ではこういうアプリを作りたくなる)

思考こそが人格である

人間は、「思考」を人格だと知っていて、考え方が優れている人を、優れた人であると認識しやすい。 人が他者を尊敬するときには、その人の言葉だけではない、考え方が立派だと感じるからである。考え方は、なかなか表に出てこないが、沢山の場面で、その人の発言や行動から総合して感じられるものなのだろう。 優れた人格は、できるだけ沢山の人の人格を尊重しようとする。そのために必要なのは、集中することではなく、分散し、発散する視点によって、優しく周囲から包み込むように考えることなのである。

まとめ

一つのことに集中して突き詰めることで、成功するような経営者の話を見たり聞いたりすることが多く、漠然と集中することが大切と勝手に思い込んでいたところに、この本を読めたことはとても有益でした。 自分自身エンジニアとして何かを集中して作ったりすることは普通の人と比べると全然得意だけど、問題点を発見する、新しい発想で何かを生み出すということについては、あまり力を発揮できないと感じてました。 ですがその原因の一つは本書を読むことで解決する糸口をもらえました。 考えるための方法というのは人それぞれで、これが正解というものもないですが、著者のやり方なども紹介してくれているので、柔軟な発想が欲しいとか仕事で求められるような環境な人はぜひ一度読んでもらいたいです。 そして反応するだけと思考することの違いも知ってもらいたいです。

妻が開発したアプリ Milk Time(ミルクタイム)の今後について

明けましておめでとうございます。 ブログを書こう、書こうと思いつつ気づけば新年になってすでに8日も経過してしまいました。 新年を迎えましたので、今年の抱負も踏まえ、これまでの振り返りと今後の予定をまとめてみました。

これまでのMilk Timeについて

以前授乳タイマーアプリのMilk Timeについてブログに書いてからかなりの反響をいただきました。

sakahara.hatenablog.jp

また昨年はアプリマーケティング研究所で私たちがしているアプリ開発のことについて紹介してもらっています。

appmarketinglabo.net

アプリマーケティング研究所は企業に限らず、個人開発者にもフォーカスしており、ずっと愛読していたので嬉しい限りです。 開発者の人でなくてもちょっと面白い人?を含めて様々な人生を生きる開発者を見れるので、オススメです。 もちろんアプリのマーケティングに関する記事は国内では一番かと思います。

現状のMilk Timeは妻が開発の時間を中々取れないこともあり、私が仕事が休みの日などに開発を続けています。 おかげさまでダウンロード数もリリース当時と比べるとかなり増え、もうすぐ5万DLという数字も見えてきました。 この手のスケールしにくいアプリの中では結構良い数字ではないかと思います。 DL数以上に定着率が高いので、アクティブユーザーも順調に増え、それに伴い広告費も伸びてきています。

その他のアプリについて

想像以上に順調なので、もっとやりたいことはたくさんあるのですが、昨年はToGoListやShare Memoなど私が個人で開発したアプリの改善に時間をかけてしまったので、あまりMilk Timeの改善ができませんでした。 これは自分の中では判断を間違ったかもという反省はもちろんあるんですが、ToGoListは改善前よりDL数もDAUも2倍近く増え、これはこれでやってよかったと今は思っています。 優先順位は下げますが、ToGoListは私が常に使っているアプリでもあるので、Share Extension対応などまだまだ色々アイディアを練っています。

sakahara.hatenablog.jp

最近の改善などのアップデート状況

そういうこともあり、昨年の11月あたりからMilk Timeの改善を急ピッチで進めています。 これまであまり宣伝に時間を作っていなかったことも反省して、まずランディングページを新たに作り、アプリのスクショなども見やすいように変更しました。 (時間節約のため、テンプレ、便利なWebサービスを利用させてもらってます)

https://mocology.com/ja/milktime/

またアプリの細かいUIの改善や、不具合の多かったAndroidアプリを見直して、iOSのクオリティに近づくように修正しました。 Androidはまだまだ、iOSのように使ってもらえるような環境になっていないのは残念ですが、アプリのクオリティだけはいいもの維持しつつ状況を見守っていく予定です。 iOSについては、年末年始にGoogleドライブへのバックアップとデータの復元できる機能を数日かけて開発しました。 これでようやく機種変更やアプリを誤って削除しても簡単にデータを元に戻すことができます。 今週中にはリリースされるのでもうしばらくお待ちください。

今後の機能追加について

まず一番にやりたいのは本来、昨年中にやりたかった家族とのデータの共有機能です。 これまで通りオフラインでアプリは使え、リアルタイムでもデータを共有できる仕組みを作る予定です。 これはFirebaseかaws+Rubyでバックエンドを作るかのどちらかになるかと思います。 iOSAndroid共に対応することになると、休日にやるには時間がかかりそうではありますが、なる早でできれば数ヶ月以内にリリースできるところまで持っていく予定です。

その他に細かいところでいうと下記の機能も別途検討しています。

  • Androidでのバックアップ、データの復元(機種変更対応)
  • 月単位でのデータ集計表示
  • グラフ表示
  • Web対応

上記のように色々検討していますが、やはり使っていただくユーザーの皆さまが一番なので、限りなく同じ目線に立って開発できるよう努力していきます。 授乳タイマーとしての機能はもちろん、育児・子育てのサポートなどまだまだできることはあると思っています。 ご意見、ご感想などありましたらいつでもこちらにご連絡ください。

https://mocology.com/ja/milktime/#mail

これだけでも自分一人では盛りだくさんですが、ToGoListについてもまだまだやりたいことはあるので、あまりに時間が足りない状況ではあります。 そんな思いの中、日曜大工的な感じでどこまでできるかというところはもちろんありますが、今年は何としてもやりきっていく覚悟なので、引き続き本年も宜しくお願いいたします。

Share Memoというメモリアプリをアップデートして気づいたことを書いてみる

始めに今回の主題であるShare Memoというアプリについて触れておきます。

Share Memo

Share Memo

  • Mocology
  • 仕事効率化
  • 無料

そもそもこのアプリですが、iPhoneのカーソル移動があまりにもストレスだったのと、ちょっとしたメモを取るのにもっと快適なアプリがないかなと探していた時に自分で作ることにしたものです。 Share extensionsとかもまだ無い時代だったので、Twitterなどのウェブサービスとの連携が片手だけでシームレスにできるような仕組みを売りにして、このアプリ名にしました。 シェアする仕組みは事前にサービスにログインしておけば瞬時に確認なしでできるようになってます。 加えて左右へのフリックでのカーソル移動や、トラックボールをドラッグすることでカーソル移動がスムーズにできるのは今でもかなり便利です。

ですがリリース後しばらくして自分がこのアプリを使わなくなってしまい、最終的にiOS11が出てから64ビット対応をしていなかったので、起動できなくなりました。 その後すぐにユーザーの方から至急直せと何件か連絡をもらい、ようやく時間が取れたので対応したという次第です。 最後に更新したのが、2013年なので、かれこれ4年振りの更新になります。 使ってくださる人がいなければ公開するのはもうやめようという段階でしたが、アップデートして良かったと思います。

久しく触っていなかったので、修正しながら気づく問題点やまだまだ改善できそうな項目、アイデアなどもちらほら出てきました。 やはり自分が使わないことには愛着もわかなければ、改善する気にもなれないので、いいきっかけとなりました。 もっとShare Memoを自分自身が使って改善していくことにします。 メモアプリというのは、そもそも使う頻度が高い人が多いと思いますし、日々触るスマホで使うものなので、よく手に馴染む道具のような相棒として、自分好みにカスタマイズしていく予定です。 まずは究極の自己満足を目指します。

このアプリをリリースして間も無くレビューサイトなどに紹介してもらい、1日で数千のDLを稼いだ後にDL数がすぐに一桁減るという体験をしました。 そこからモチベーションが一気に下がったのが正直なところです。 なので上記のような考え方で進めるのが結局のところ一番いいんじゃないかと思ってます。

そういうやり方なのでアプリの(他のアプリもですが)売上を伸ばそうとかユーザー数を増やすなど、現状はあまり考えてないです。 あくまで自分が一番のユーザーなので。 ただ機能についての要望などあれば、連絡もらえれば検討します。 実装するかどうかは状況によって判断させてもらいますので、それについてはご了承ください。 Share Memoともどもよろしくお願い致します。

ToGoListというToDoリストのような感覚で行きたい場所を管理できるアプリをアップデートしました

2週間前に私が一人で作ったToGoListというアプリを久々にアップデートしたので、今更ですが紹介します。 私が個人で開発したアプリの中では一番思い入れのあるアプリです。

ToGoList

ToGoList

  • Mocology
  • ナビゲーション
  • 無料

ただ当時はかなり注力して開発したにも関わらず、自分が期待したほどDLされなかったこともあり、かなり落ち込みました。 そのため2013年に作ったアプリでしたが、2年前のアップデートを最後に塩漬けにしてました…。

今回久々にアップデートする気になったのは、マプログ同様に7月あたりに、ユーザーの方からもっと機能追加をしてほしいという熱い要望があったからです。 (ユーザーの声というのはありがたいもんです)

このアプリのコンセプトは、ToDoリストのような感覚でタスクではなく行きたい場所を管理できたら便利そう、というところからスタートして作り上げていきました。 2013年当時は「行きたい」「行った」を管理できるようなアプリは数える程度しかなく、個人でもやりやすい領域だなと思っていた、というところもあります。 リリース当時は幸いいくつかのレビューサイトで紹介してもらい、スタートはかなり順調でした。

www.appbank.net

www.applefan2.com

http://itorisetsu.jp/2013/08/25/rev539/

ですが、DL数が伸びたのはレビューサイトに掲載された一時のみで、それ以降はずっと低迷しっ放しでした。 その中でも一番よくなかったのは自分自身が使わなくなってしまったことだと思います。 そしてそのまま放置状態で塩漬け状態となりました。

ただ1年半前に車を買い換えたんですが、純正のナビがBluetoothに対応しているので、スマホで登録した場所を直接ナビに送るために、またToGoListを使うようになりました。 ナビとの通信自体はNaviConというデンソーさんが作っているアプリにお任せなんですが、ToGoListからスムーズに連携できるので、いちいち車に乗ってから目的地を探して設定するという面倒なことをしなくて良くなりました。 アプリを起動して目的地をナビに送信するだけです。 もちろん「NaviCon」にもブックマーク機能はありますが、手前味噌ながらToGoListの方が場所を探したり、整理する機能は充実しているので、「NaviCon」を直接使うよりは全然使い勝手はよいです。

ちなみにナビがBluetoothに対応していないという方は、マップコードを入力して目的地を登録することもできますので、お試しください。

また今回のアップデートで登録した場所の検索や、登録した場所をマップから閲覧できるようにしました。 細かい改善ですが、これまで要望があった最低限の機能を大体満たせたので十分使える仕上がりになってます。

場所を管理するという意味だけでいくとGoogle マップもスター機能にラベルをつけることができるようになったので、それで十分ではないかと思う方もいるかもしれません。 ですがToDoアプリのような感覚で「行った」「行きたいを」管理できるToGoListの使い勝手には全然違うよさがあります。 これは実際にDLして使ってもらうのが一番だと思うので是非試していただきたいです。

ということでものすごいがっつり宣伝をするだけの記事になっちゃいましたが、あまりこういう形で自分の文章でアプリを紹介することがなかったので書いてみました。 まだ改善の余地があるアプリなんで今後もちょこちょこアップデートしていきますので、よろしくお願いしますー。